木のある風景
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高架下 -光と音-
2007年 01月 30日 |
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薄暗いがゆえに差し込んでくる光がまぶしいぐらいに感じられる

<Pen-FT+F.Zuiko Auto-S 1:1.8 f38mm>




 

 そろそろ港から街に入っていくことにしましょう。雰囲気ががらっと変わった気がしますが…。

 神戸は東西南北がはっきりした街。六甲山がある方が北、海がある方が南なのである。この街の人たちは“山っかわ”(山側)、“海っかわ”(海側)と表現する。そのようにここでは山と海とが日々の生活にたいへん大切なものとしていつも寄り添っている。
  
 同じように街での生活寄り添っているのが線路。阪神、JR、阪急の三つの線が梅田まで走っている。海と山が縦の線なら、横の線が線路ということになる。 
 
線路の下に通称で“高架下”と呼ばれる商店街がある。
 「その靴どこで買ったん?」
  「高架下や」
 というように使われる。
 線路の下だから通路はものすごく狭い。店舗も驚く程狭い。すれ違うと肩が触れそうになる。怖いにいちゃんとぶつかっていちゃもんを付けられるのが心配なくらい…。そして、この通りですれ違う人も多国籍である。“狭い”ということは必ずしも悪いことじゃないということがきっと感じられる。人と人との距離が近くなる。人間が感じられる。そういう場所は今の日本には少なくなってしまった気がする。
 
 高架下を歩くならJR神戸駅くらいから歩いてみると楽しいかもしれない。電気店、中古レコード、CD、古書、アンティーク、アクセサリー、ショップ、靴…などたいていのものがある。珈琲150円の喫茶店、ベトナム風、チャイナ風、イタリア風なんでもありで多国籍でもある。特に神戸から元町までの高架下には寂れてはいるが、少し怪しい雰囲気が漂っていておもしろい。必要なのは冒険する心、少しの勇気。そしてたぶんここを歩くと神戸に自分が来ているのだということを実感できる。
 
 ここで物を買う時には基本的には定価で買ってはならないということは覚えておいて欲しい。上手に値段を交渉すると安くなる。いや表示されている値段はほんとうの値段とは違うと思っていた方がいい。中古のカメラは少ないものの思わぬ掘り出し物と出会うことがある。

 僕は異人館ではなくこの高架下がもっとも神戸らしいものが残っている場所のひとつだと思っている。当然のことだが上を電車が走るのだから、揺れる。「ゴー」という音がする。それこそが僕にとっての神戸。

※写真は「モトコー」(元町高架下の略)と呼ばれ番号がついている。ここは「モトコー FIVE」
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<Pen-FT+F.Zuiko Auto-S 1:1.8 f38mm>
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