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三年坂  in 京都
2007年 01月 05日 |
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<Olympus Pen-EE2, ILFORD XP2 400>  

僕は今朝 少しばかり興奮して朝を迎えた…



 興奮は昨日の夜の妄想のためではない…。「アラスカ はるかなる大地との対話」というテレビ番組を見たから。この番組では写真家の星野道夫の歩みと写真が紹介され、アラスカの大地の映像…。1年間という長期にわたる取材で作られた力作。クジラのダンス、カリブーの群れの足音、サケと戯れるグリズリー…。星野はアラスカに魅せられ、撮り続けた。1996年カムチャッカでヒグマの事故によって死去。結婚から2年後のことだった。星野さんのことはすでによく知っているという人も多いので改めて紹介する必要もないかもしれない。
 写真を撮り始めてから間もなく僕は彼のことを知り、関心を持つようになった。この人の写真で生きていく勇気をもらった人も多いと思う。写真の人というだけではなく彼はことばの人でもあった。彼が写真に合わせてよ〜く考えて語ったことばが写真と共に力を持った。星野の写真は撮る時間より待つ時間の方が多かった。撮るために待つ、待ち続ける、その間に考えたことが写真の力になり、ことばとなった。たとえば彼はこんなことばを語った。「喜びの大きさはそれぞれが越した冬にかかっている。冬をしっかり越さない限り、春をしっかり迎えることはできない。それは幸福と不幸の関係に似ている。」 星野は自然には二種類あると云う。私たちの身近にある自然と遠くにあるただそこにあるというだけで勇気を与えられるような自然。アラスカは後者の自然だと。このアラスカの自然をしるがゆえに「生命はどこかで確実に息づいている」と星野は云う。
 僕はテレビはニュースと好きなサッカーの試合の他にはほとんど見ないが、この番組は見てよかったと心から思う。久しぶりに森を訪ねたくなってきた。ザック、ストーブ、シュラフ、テント、コッフェル…。車のトランクに積まれたままの道具が気になる。仕事が一段落したら休みをとって春先には小さな旅に出ようと思う。今度はカメラを持って…。でもその前に重なるデスクワークでなまってしまったからだを鍛えなくては…。

※「アラスカ はるかなる大地との対話」  再放送 興味のある方は見てください!
     再放送:NHK総合テレビ 2007年1月8日(月) 1時40分〜2時34分(深夜放送)
 星野道夫公式サイトはここから

写真は京都の三年坂。去年の秋に撮ったPEN-Dの写真。三年坂界隈はず〜と好きな場所一つ。この坂をいったいどれくらいの人たちが登っていったのだろうといつも想う。向かって右端の二階建ての建物は明保野亭。明治維新の時、志士たちの密議の場所となった料亭で龍馬の常宿の一つとしても知られる。托鉢の僧は微動だにせず小雨の中、この坂に立ち続けていた。
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